本文へスキップ

青山エリア、銀座線外苑前駅近くの鍼灸指圧治療院です。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.03-3475-4631

〒107-0062 東京都港区南青山2-25-10 エスト南青山2階

機関誌より

関節運動法

index  1 
●飲み込みにくい症状を改善できる関節運動法  NEW!

飲み込みにくいという症状は、腎の弱りから起こっていることがある。
腎に関係する経絡の関節に関節運動法を行って、飲み込んでもらう、あるいはのどの上部の舌の付け根を圧迫して不快感が軽減することを確かめて、症状が軽減する手技を行うと改善することができる。
〔腰痛のある側を上に側臥位〕
(1)仙腸関節の関節運動法
・飲み込んでもらいその感覚を確かめる。また舌の下側(舌骨の左右)を圧迫して圧迫感のあることを確かめる。
①上部離開法を行って、症状が改善するかどうかを調べる。
②前屈上方滑り法と前屈下方滑り法、後屈上方滑り法と後屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方を選択して、その手技を行い、症状が改善することを確かめて治療を行う。
例.前屈上方滑り法を行いながら、飲み込み動作と舌の根元を圧迫すると症状が軽減した。
(2)脊椎椎間関節の関節運動法
腎兪穴の位置する腰椎2/3椎間関節の棘突起間を調べて、詰まりと圧痛を確かめ、逆捻転を行いながら、のどの症状が改善することを確かめて手技を行う。
例.腰椎2/3椎間関節の逆捻転
〔背臥位〕
⑴足関節の関節運動法
①足関節の背屈と凸滑り法(足関節を外反して、ふくらはぎ内側部を伸展させる) 
⑵患部関節の関節運動法
➀頸椎2/3椎間関節の上下棘突起間の左右圧迫による滑り法
③後頭骨/環椎関節の離開法(内天柱あるいは風池穴の離開法)
どの手技も響き的な感覚が強いとき、のどの症状が改善することを確かめながら行うとよい。
● 顎関節の違和感を軽減できる関節運動法

顎関節部の経絡は胃経であるが、胃経に慢性的な症状がある場合、陰陽の関係で脾経の弱りが原因であることが多い。
胃経・胃、脾経・脾に関係する全身の関節で機能異常のある関節に関節運動法を行うと顎関節の症状を改善することができる。
口を開けて顎の違和感を確認し、胃経募穴・中脘穴と脾経募穴・章門穴の圧迫不快感と冷えを確認しておく。
〔側臥位〕(顎に症状のある側、あるいは普段腰痛のある側を上に側臥位)
(1)仙腸関節の関節運動法
口を開けて違和感を確認して、同時に中脘穴か章門穴を圧迫しながら仙腸関節の主要な5つの手技を行い、両方の症状を軽減できる手技を選択する。
・例.前屈上方滑り法り法を行うと仙腸関節にジワーとした響きが起こり、顎の違和感と中脘穴の症状が軽減した。
(2)脊椎椎間関節の関節運動法
胃兪穴の位置する胸椎12/腰椎1棘突起間と脾兪穴の位置する胸椎11/12棘突起間の詰まりと圧痛を確かめる。 
① 胸椎12/腰椎1椎間関節(胃兪穴)の逆滑り法と逆捻転
② 胸椎11/12椎間関節(脾兪穴)の逆滑り法と逆捻転
胸椎下部の関節運動法であるが腹側に位置して行うこともできる。
〔背臥位〕
(3) 下肢の関節運動法
① 第1中足指節関節の底屈・外転と凹滑り法 
(4)上部頚椎の関節運動法
① 頚椎2/3椎間関節の左右圧迫による滑り法
② 頚椎1/2椎間関節の回旋・圧迫による滑り法
顎を固定して第2頚椎棘突起を出っ張っている方から圧迫して回旋し、さらに後方から前方に圧迫する。
③ 後頭骨/環椎関節の離開法                                 
● 母指の痛みを軽減できる関節運動法

母指のCM関節の痛みは、肺および肺経の弱りによって起こることが多い。
手の痛みと肺経募穴・中府穴の圧痛の両方を軽減できる関節に関節運動法を行うと改善することができる。
母指を掌屈、背屈、橈屈、尺屈して最も痛みの出る関節角度を調べる。
〔側臥位〕(母指に痛みのある側、あるいは普段腰痛のある側を上に側臥位)
(1)仙腸関節の関節運動法
母指を痛みの出る関節角度にして、中府穴を圧迫しながら仙腸関節の主要な5つの手技を行う。両方の症状を軽減できる手技を選択する。
・例.後屈下方滑り法を行うと仙腸関節にジワーとした響きが起こり、手の痛みと中府穴の症状が軽減した。
(2)脊椎椎間関節の関節運動法(母指に痛みのある側を上に側臥位) 
① 胸椎3/4椎間関節(肺兪穴)の逆滑り法と逆捻転
棘突起間の詰まりと圧痛、および肝兪穴に硬結・圧痛のあることを確かめて手技を行う。
② 胸椎3/4椎間関節(肺兪穴)の順滑り法と順捻転
〔背臥位〕
(3) 胸肋関節の関節運動法
第2胸肋関節部の上部と下部の圧痛を調べて上部ならば足方と凸滑り法、下部ならば頭方と凸滑り法を行い、関節部にジーンとした響きの強いことを確かめる。さらに母指に痛みを出しながら関節運動法を行って、症状が軽減することを確かめて治療を行う。
例.第2胸肋関節の足方凸滑り法
(4)上肢の関節運動法
① 腕尺関節の過伸展と凹滑り法
② 第1中手骨/大菱形骨関節の掌屈・背屈と凹滑り法あるいは橈屈・尺屈と凸滑り法。
例.掌屈と凹滑り法
●耳鳴りを軽減できる関節運動法 

比較的、若い人の耳鳴りは三焦(副腎)の弱りから起こると考えられる。
三焦経募穴・石門穴と耳の周囲で圧痛の現れやすい和髎穴の圧痛を軽減できる、全身の関節機能異常のある関節に関節運動法を行うと症状を改善することができる。

〔側臥位〕(耳鳴りの強い側、あるいは普段腰痛のある側を上に側臥位)
⑴ 仙腸関節の関節運動法
石門穴と和髎穴を圧迫しながら仙腸関節の主要な5つの手技を行って、圧痛を軽減できる手技を選択する。
・例.前屈上方滑り法を行うと仙腸関節部にジーンとした響きが起こり、石門穴と和髎穴の症状が軽減した。
⑵ 脊椎椎間関節の関節運動法 
① 腰椎1/2椎間関節(三焦兪穴)の逆捻転
棘突起間の詰まりと圧痛、および三焦兪穴あるいは肓門穴に硬結・圧痛のあることを確かめ、逆滑り法・順滑り法を行って次に逆捻転を行う。
・例.石門穴と和髎穴を圧迫しながら逆捻転を行うと圧痛が軽減して耳の中が温かくなった。
〔背臥位〕
⑴ 上肢の関節運動法
手関節に掌屈と凸滑り法、中手指節関節と近位指節関節に屈曲と凹滑り法を行う。 
⑵ 患部関節・後頭骨/環椎関節(完骨穴)の離開法
この手技が最も耳鳴りを軽減することができるので、持続的に十分に行う。

耳の中に響いて耳鳴りの音が小さくなる、あるいは音が変わる、耳の中が温かくなるなどの改善反応がある。

●後頸部・天柱穴の硬結・圧痛を軽減できる関節運動法

このツボの経絡は膀胱経である。膀胱経に関係する全身の関節の機能異常を改善すると、天柱穴の症状を軽減することができる。
特に膀胱兪穴は仙腸関節上部に位置しているので、仙腸関節機能異常を徹底的に解消することが天柱穴の症状改善につながる。
また膀胱経と陰陽の関係にある腎経の関節機能異常も、このツボの症状に関係が深い。
膀胱経の募穴は下腹部正中・恥骨の上1寸の中極穴である。
〔側臥位〕
⑴ 仙腸関節の関節運動法(天柱穴の圧痛と同じ側か、あるいは普段、腰痛のある側を上に側臥位)
天柱穴と膀胱経募穴・中極穴を圧迫しながら仙腸関節の手技を行って、両方の症状を軽減できる仙腸関節の治療手技を1つないし2つ選択する。
・例.上部離開法を行うと仙腸関節部にジーンとした響きが起こって両方の症状が軽減した。
⑵ 脊椎椎間関節の関節運動法 
① 腰椎5/仙骨椎間関節(関元兪穴)の逆捻転
棘突起間の詰まりと圧痛、および関元兪穴に硬結・圧痛のあることを確かめ、逆滑り法・順滑り法を行って次に逆捻転を行う。
② 腰椎2/3椎間関節(腎兪穴)の逆捻転(側臥位)
天柱穴を指圧しながら、この関節の手技を行って圧痛が軽減することを確かめて持続的に行う。
〔背臥位〕
⑴ 後頭骨/環椎関節(内天柱穴)の離開法
・例.天柱穴と中極穴を圧迫しながら行うと両方の症状が軽減した。
⑵ 下肢の関節の関節運動法
①膝関節の過伸展と凹滑り法(特に外側部に強く行う)
②足関節の最大背屈と凸滑り法(下肢を内旋位にして腓腹筋外側部に強く行う)
 ●肘関節内側部・野球肘の痛みを軽減できる関節運動法 

肘内側部・野球肘の痛みは、心経の少海の部位である。
症状が慢性化している場合は肘の痛みの部位だけでなく、経絡的に関係する胸部と背腰部の関節に関節機能異常があって、これらの関節に治療を行うと肘の痛みを軽減することができる。
肘関節を回外位で屈曲位から伸展させて抵抗を加えると痛みが再現する。
心経の募穴はみずおち(剣状突起)の下方約1寸(巨闕)である。
〔側臥位〕
⑴ 仙腸関節の関節運動法(肘痛と同じ側か、あるいは普段、腰痛のある側を上に側臥位)

①  肘の痛む部位と心窩部・巨闕を圧迫しながら仙腸関節の手技を行って、両方の症状を軽減できる仙腸関節の治療手技を1つないし2つ選択する。
・例.後屈上方滑り法を行うと仙腸関節部に気持ちよい響きが起こって両方の症状が軽減した。
⑵ 脊椎椎間関節の関節運動法 
① 胸椎4/5椎間関節の関節運動法
・触診して関節機能異常を調べる。
棘突起間の詰まりと圧痛、および心兪に硬結・圧痛のあることを確かめる。
・この関節に逆滑り法・逆捻転と順滑り法・順捻転を行って響き的感覚の強い方を調べ、少海と巨闕を圧迫しながら、その手技を行って症状が軽減することを確かめて手技を行う。
・例.逆滑り法と逆捻転で少海・巨闕の圧痛が軽減した
⑶ 後頭骨/環椎関節(風池)の離開法
・例.少海と巨闕を圧迫しながら行うと圧迫不快感が軽減した。
⑷ 上肢の関節の関節運動法
①腕尺関節の離開法
②橈尺関節回外位で腕尺関節過伸展と凹滑り法
③腕尺関節伸展凹滑り法と関節可動域の拡大
④腕尺関節伸展凹滑り法と抵抗運動
⑤三角骨/豆状骨関節の滑り法

 ●鼠径部の痛みを軽減できる関節運動法
 
鼠径部の大腿動脈部はその外側に脾経・衝門、内側に胃経・気衝のツボがある。
どちらの臓腑・経絡の弱りによるかの判断は、脾経なら腹部では章門または腹哀、背腰部では脾兪・意舎、下腿では陰陵泉・地機・公孫などに硬結・圧痛がある。胃経なら腹部では中脘、背腰部では胃兪・胃倉、下腿では足三里・陥谷などに硬結・圧痛がある。その反応が強くある方の臓腑・経絡を鼠径部の痛みの原因と判断する。今回は、左鼠径部・脾経・衝門の痛みとして説明する。
〔側臥位〕
⑴ 仙腸関節の関節運動法(左上側臥位)
① 側腹部・章門と鼠径部・衝門を圧迫しながら仙腸関節の手技を行って、その圧迫不快感を軽減できる仙腸関節の治療手技を1つないし2つ選択する。
・例.前屈上方滑り法を行うと仙腸関節部に気持ちよい響きが起こって両方の症状が軽減した。              
⑵ 脊椎椎間関節の関節運動法 
① 胸椎11/12椎間関節の関節運動法
・触診して関節機能異常を調べる。
棘突起間の詰まりと圧痛、および脾兪・意舎の硬結・圧痛のあることを確かめる。
・胸椎11/12棘突起間に逆滑り法と順滑り法を行って、響き的感覚の強い方を調べる。
・例.逆滑り法                    
・3箇所に逆捻転を行って最も響き的感覚のある部位を調べる
胸椎11/12棘突起間の真横を1、その下1㎝くらいの部位を2、その上2㎝くらいの部位を3として行う。
・例.1の部位に逆捻転を行うと章門と衝門の症状が軽減した。 
⑶ 後頭骨/環椎関節(風池)の離開法
・例.章門と衝門を圧迫しながら行うと圧迫不快感が軽減した。 

⑷ 下肢の関節の関節運動法
第1中足骨/楔状骨関節の滑り法 

●便秘を改善できる関節運動法 

便秘が慢性であると仙骨部下部に必ず圧痛があり、仙腸関節の後屈の機能異常があるので、後屈の手技を重点的に主要な5つの手技と他4つの手技を丁寧に行って腹部の圧迫不快感を軽減することができて、かつ響き的な感覚の強い手技を選択する。
また大腸兪、腎兪、胃兪などのツボの位置する椎間関節に機能異常があるので、これらの関節にも関節運動法を行う。
便秘に対する腹部の反応は大腸経募穴・天枢あるいは左下腹部・脾経・府舎などにあるので、これらのツボの圧迫不快感を軽減できる手技を選択する。
〔側臥位〕
⑴ 仙腸関節の関節運動法(普段、腰痛のある側を上に側臥位になる)
①府舎あるいは天枢を圧迫しながら仙腸関節の手技を行って、その圧迫不快感を軽減できる仙腸関節の治療手技を1つないし2つ選択する。
・例.府舎を圧迫しながら上部離開法を行うと、仙腸関節部に気持ちよい響きを感じながら圧迫不快感が軽減した。
⑵ 脊椎椎間関節の関節運動法 
① 臍の横の天枢を圧迫しながら、大腸兪の位置する腰椎4/5椎間関節に逆滑り法と逆捻転を行う。
・例.天枢を圧迫しながら逆捻転を行うと腰部にジーンとした感覚が起こって、天枢の圧迫不快感が軽減した。
② 腎兪の位置する腰椎1/2椎間関節の逆滑り法と逆捻転
・例.臍の横の肓兪を圧迫しながら、順滑り法と順捻転を行うと腰部にジーンとした響きが起こって肓兪の圧迫不快感が軽減した。
〔背臥位〕
①手関節掌屈と凸滑り法・第2指の指節関節の掌屈と凹滑り法
② 後頭骨/環椎関節(風池)の離開法
・例.天枢を圧迫しながら手技を行うと天枢の圧迫不快感が軽減した。

●胆経の坐骨神経痛を軽減できる関節運動法

全身の関節の基本的な機能異常として仙腸関節と腰椎椎間関節が重要であるが、根本的には胆兪穴・肝兪穴の位置する胸椎椎間関節機能異常の解消を徹底して行うと症状が改善する。
治療は、あえて痛みの出る姿勢になってもらい、その痛みか軽減すると同時に腹部の胆経募穴・日月穴あるいは肝経募穴・期門穴の圧痛を軽減できる手技を選択して行う。
期門穴は上腹部・第9肋骨付着部の下際にある。
日月穴は期門穴の5分下方あるいは第10肋骨付着部の下際にある。
(左下肢・懸鐘穴の神経痛として説明する)
⑴ 仙腸関節の関節運動法(患側を上にして側臥位)
・膝関節を伸展して股関節を屈曲かつ内転する。さらに足関節を内反して痛みを再現し、診断と治療を行う。
腹部・募穴を圧迫し、足関節を内転して痛みを確かめておいて仙腸関節の主要な5つの手技を行い、これらの痛みを軽減できる手技を選択する。
・例.後屈下方滑り法を行うと両方の圧痛が軽減した。
⑵ 脊椎椎間関節の関節運動法 
① 肝兪穴の位置する胸椎9/10椎間関節あるいは胆兪穴の位置する胸椎   10/11椎間関節の機能異常を調べて手技は主に逆捻転を行い、胸椎の関節部に響き的な痛みがあることと、足の神経痛が軽減することを確かめて治療を行う。
・例.胸椎9/10椎間関節の逆捻転を行うと、期門穴と懸鐘穴の痛みが軽減した。
〔背臥位〕
・募穴を圧迫しながら行って、圧痛が軽減することを確かめて手技を行う。
① 後頭骨/環椎関節(風池穴あるいは完骨穴)の離開法
② 腸脛靱帯の伸張法
③ 股関節の内転と凸滑り法
④ 脛腓関節の滑り法
⑤ 距骨/舟状骨関節の内反と凹滑り法

●中指の背屈痛を軽減できる関節運動法

中指には心包経の経絡が流注している。従って心包経に関係した全身の関節の関節機能異常を調べて治療を行う。
心包経の募穴は胸部の膻中穴で、その外側部・腎経・神封穴も関係がある。
治療をする関節の選択は、中指に痛みが出る状態(背屈・掌屈あるいは患部に指圧して疼痛誘発)して行う。
今回は右中指を背屈すると中手指節関節の掌側部に痛みが出ると仮定して説明する。
〔側臥位〕
⑴ 仙腸関節の関節運動法・膻中穴あるいは神封穴を圧迫して圧痛を確かめる。次に左手で右中指を背屈して疼痛を発生させながら仙腸関節の主要な5つの手技を行って、これらの痛みを軽減できる手技を選択する。
・例.後屈下方滑り法を行うと両方の圧痛が軽減した。
⑵ 脊椎椎間関節の関節運動法 
① 厥陰兪穴の位置する胸椎4/5椎間関節に関節機能異常があることを確かめ、実際に響き的な感覚のある手技を選択し、膻中穴と中指背屈の痛みが軽減することを確かめて手技を行う。
・例.胸椎4/5椎間関節の順捻転を行うと、膻中穴と中指背屈の痛みが軽減した。
・関節機能異常の確認とは、次の3つの内容である。
1)棘突起間の詰まりと圧痛がある。
2)椎間関節部の厥陰兪穴に硬結・圧痛がある。
3)関節に関節運動法を行って響き的な感覚があり、募穴と症状部位の痛みが軽減する。
② 第4肋横関節の上方滑り法
〔背臥位〕
① 第4胸肋関節の下方滑り法(腕と肋骨は上方に圧迫する)
②第3中手指節関節の離開法・滑り法・背屈と凹滑り法

●踵内側部の痛みを軽減できる関節運動法

踵内側部は腎経の流注部位である。この部位に突起物を当ててサポーターで止め、痛みを再現した状態で、この痛みを軽減できる全身の関節とその手技を調べる。
同時に腎の募穴・京門穴あるいは肓兪穴の圧痛が軽減することを確かめる。
〔側臥位〕
⑴ 仙腸関節の関節運動法
・肓兪穴を圧迫しながら仙腸関節の主要な5つの手技を行って、肓兪穴と踵の疼痛を軽減できる手技を選択する。
・例.後屈下方滑り法を行うと両方の圧痛が軽減した。
⑵ 脊椎椎間関節の関節運動法 
① 腎兪穴の位置する腰椎2/3椎間関節を重点的に関元兪の位置する腰椎5/仙骨関節の関節機能異常(棘突起間の詰まりと圧痛および逆捻転を行って響き的な感覚があること)も調べて手技を行う。
・例.腰椎2/3椎間関節の逆捻転を行うと、肓兪穴と踵内側部の疼痛が軽減した。
〔背臥位〕
⑴ 後頭骨/環椎関節の離開法
・特に天柱穴に強く離開法を行う。
⑵ 距腿(足関節)の背屈・底屈と凸滑り法
・特に足関節を外反位にして背屈と凸滑り法を行って、腓腹筋内側部・腎経の筋を伸展させる。
⑶ 患部関節の関節運動法
① 距踵関節(距骨/踵骨)内反・外反と凸滑り法

●小指の動き(ピアノの演奏など)をよくする関節運動法 

小指は小腸経と心経が流注しているので、小腸兪穴の位置する仙腸関節上部と心兪穴の位置する胸椎5/6椎間関節、また歩廊穴の位置する胸部の第5胸肋関節および第5指の関節機能異常を改善すれば小指の動きをよくすることができる。
〔側臥位〕
⑴ 仙腸関節(小腸兪穴)の関節運動法
① 患者の手指・3本で手関節外側部の小腸経、後谿穴・腕骨穴・陽谷穴を圧迫しながら、仙腸関節の主要な5つの手技を行って圧痛を軽減できる手技を選択する。
・例.上部離開法を行いながら手関節部・小腸経のツボを圧迫すると圧痛が軽減した。
⑵ 脊椎椎間関節の関節運動法 
① 患者の手指・3本で手関節外側近位部の心経、霊道穴・通里穴・陰郄穴・神門穴を圧迫しながら、胸椎5/6椎間関節の4つの手技を行って圧痛を軽減できる手技を選択する。
・例.順滑り法・順捻転を行いながら心経のツボを圧迫すると圧痛が軽減した。
〔背臥位〕
⑴ 患部関節の関節運動法
① 第5中手指節関節の外転・内転と凹滑り法
・例.外転と凹滑り法を行いながら、さらに外転に力を入れさせる。
② 第5指の近位・遠位指節関節の外転・内転と凸滑り法
・例.近位指節関節の外転と凸滑り法
③ 第5中手指節関節の掌屈・背屈と凹滑り法
・例.掌屈と凹滑り法を行いながらさらに掌屈に力を入れてもらう。
④ 第5指の近位・遠位指節関節の掌屈・背屈と凹滑り法
・例.近位指節関節の掌屈と凹滑り法と筋力アップ

●膝蓋骨の内膝眼穴の痛みを軽減できる関節運動法

膝蓋骨内側部下方の内膝眼穴の経絡は脾経である。
脾経の募穴・章門穴を圧迫しながら、同時に内膝眼穴の疼痛部位を圧迫して、両方の圧痛が軽減できる全身の関節に関節運動法を行う。
〔側臥位〕
⑴ 仙腸関節の関節運動法
(膝蓋骨の痛みのある側を上に側臥位になる)
① 章門穴と内膝眼穴を圧迫して、両方の圧痛を軽減できる仙腸関節の治療手技を1つないし2つ選択する。
・例.後屈下方滑り法を行うと両方の圧痛が軽減した。      
⑵ 脊椎椎間関節の関節運動法 
① 脾兪穴の位置する胸椎11/12椎間関節に、順滑り法と逆滑り法を行ったあと逆捻転を行う。
・例.章門穴と内膝眼穴を圧迫しながら胸椎11/12椎間関節の逆捻転。

〔背臥位〕
⑴ 後頭骨/環椎関節(風池穴)離開法
① 章門穴と膝を立てて内膝眼穴を圧迫しながら離開法を行うと、両方の圧痛が軽減した。                         

⑵ 下肢の関節運動法
① 膝関節の離開法(治療師の腕を深く入れて内側部を離開する)  
② 大腿骨/膝蓋骨関節の屈曲伸展と滑り法           )
③ 膝関節の最大屈曲と凹滑り法           
④ 第1中足足根関節の滑り法             
この関節の滑り法で関節が鳴ることがあり、膝の痛みが軽減する。
●咳を軽減できる関節運動法

咳に関係する臓腑は、主に肺である。
咳に関係するツボ(上天突穴・中府穴など)を圧迫しながら、肺に関係する関節に関節運動法を行う。
〔側臥位〕
⑴ 仙腸関節の関節運動法
(普段、腰痛のある側を上に側臥位になる)
①上天突穴と中府穴を圧迫して、その圧迫不快感を軽減できる仙腸関節の治療手技を1つないし2つ選択する。
・例.上天突穴と中府穴を圧迫しながら前屈上方滑り法を行うと両方の圧迫不快感が軽減した。
(中府穴あるいは肺兪穴に硬結・圧痛のある側を上に側臥位になる)⑵ 脊椎椎間関節の関節運動法 
①肺兪穴の位置する胸椎3/4椎間関節に4種類の手技を行う。
・例.上天突穴と中府穴を圧迫しながら、逆滑り法と逆捻転を行うと両方の圧迫不快感が軽減した。
②胸椎7/胸椎1椎間関節の関節運動法
・例.上天突穴と中府穴を圧迫しながら、順滑り法と順捻転を行うと両方の圧迫不快感が軽減した。
〔背臥位〕
⑴ 胸肋関節の関節運動法
①神蔵穴の位置する第2胸肋関節の凸滑り法
⑵ 上肢の関節運動法
①腕尺関節の過伸展と凹滑り法
②第1中手指節関節と指節間関節の伸展と凹滑り法

田中鍼灸指圧治療院ビルダークリニック

〒107-0062
東京都港区南青山2-25-10 
エスト南青山2階
TEL 03-3475-4631
FAX 03-3475-4632
最寄り駅: 銀座線外苑前駅
      出口1b
竹林の一方通行路地を入り、60m程進む。
左側5軒目3階建ての青いビルの2階


リンク



杉本治療院



やすらぎの里

治療院やまと