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青山エリア、銀座線外苑前駅近くの鍼灸指圧治療院です。

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〒107-0062 東京都港区南青山2-25-10 エスト南青山2階

機関誌より

アトピー性皮膚炎の治療


過去の治療例はこちら 

●腎の弱い人は顔の中心部、顎と眉間にアトピーの湿疹が出る。NEW!

子供の頃から漬け物で育ってきましたという男性。顎の顎髭が生える部分にアトピー性皮膚炎が酷かった。
またある女性は眉間の攅竹穴の間にアトピー性皮膚炎が酷かったが、明太子や塩辛が大好きであった。
●膀胱経・睛明穴の痒みが至陰穴の灸点紙と線香灸で痒みが軽減した。
女性 34歳NEW!

第5趾にある至陰穴は膀胱経の最後のツボである。このツボに灸点紙を貼って線香灸を接触して熱感を与える治療をしたところ、30荘で目がスーッとして痒みが軽減した。
●自分でできる灸点紙の線香灸NEW!

➀ 例. 肘内側部
最もひどい部位、数ヶ所に灸点紙を貼る。
太い線香に火を付けて、チクッと熱感を感じる程度に接触する。
これを繰り返し行って、患部が発赤するまで行う。
➁ 例.大腿内側部
灸点紙を2枚、裏表で重ねてピンセットで持ち、患部に置いて、線香を接触して熱感を与える。
●前腋窩のアトピー性皮膚炎 女性 33歳。

あまり例のない部位のアトピーで、ここだけが痒いという。肩関節の前側、大胸筋が上腕骨に付着する部位で、左右に1円玉くらいの大きさの湿疹がある。
3年ほど前から起こったという。
経絡では心包経と思われたので、胸部のツボに診断あん摩を行うと、心包経募穴・膻中穴と、その横の神封、霊墟に圧痛があって、指圧すると湿疹の部位に響いて痒みが軽減した。
心包は、内臓では胸腺に関係が深いと思われるので、何かストレスで胸腺を弱らせることがあったのではないかと思い、いろいろ聞くと3年前に不妊症の治療を始めた頃から痒くなったという。
しかしパートで仕事をしており、昼食はコンビニ弁当だという。アトピー性皮膚炎と不妊症は弁当に含まれている防腐剤、他、添加物の可能性がある。
以前、健康雑誌でコンビニの賞味期限切れの弁当を養豚業者がもらって豚に食べさせたところ不妊症になったとうい記事があった。

世間に不妊症の方が多いが、このような添加物の入った食品を食べることで男性も女性も不妊になっているのではないかと推測される。
弁当を作って昼食を食べるように勧めた

●コーヒーの飲み過ぎで肩甲間部の心兪穴を中心に湿疹が出た。男性 39歳。

アトピーがだいぶ改善したので治療を中断していた男性が、3カ月振りで来院した。
腎に弱りがある患者さんなので、顔が真っ黒になっていて、前頸部も掻きこわして傷だらけになっていた。
背臥位で治療して腹臥位になってもらうと、肩甲間部の心兪穴を中心にひどい湿疹になっていた。心の弱りで起こっているので飲食を聞くと、コーヒーを1日、5杯くらい飲むという。コーヒーの苦みとカフェイン摂取の過剰が湿疹になっているものと思われた。
●面的なアトピーに灸点紙と線香灸で改善している。女性 34歳。

アトピーは面的な普通の湿疹ではなく、点的に赤い湿疹と、改善して古くなった色素が全身にある。
特に肝に関係した部位、肝兪穴から肩にかけて、下肢の内側(肝経)と外側(胆経)、まぶたなどである。
この点的な湿疹に対して、灸点紙をピンセットでつまんで肌に置いて線香灸を行って改善している。
アトピーとしては治っている皮膚の色素沈着にも、この方法を行って色が薄くなっている。
●正月に食べすぎて悪化、2月の寒さでさらに悪化して病院に入院した。女性 29歳。

少しずつ良くなっていたアトピーが年末と正月で、いろいろな人にあって外食が多くなり悪化した。
2月になって寒くなると会社で座っていてすごく身体が冷えて、頸の前側が酷く悪化して滲出液が出るようになった。
仕事をすることができない状態になり、アトピー性皮膚炎を治す病院に入院することになって治療を中断した。
●承扶穴のアトピーが腎兪穴の位置する腰椎2/3椎間関節の逆捻転で響いた。女性 29歳。

「先生、今までなったことがない所が痒いのです」「どこですか?」
「右のお尻の下なのです」当院の鍼パジャマのズボンは横にファスナーが付いていて開けることができる。患部を診ると右臀部の下方の臀溝、承扶穴とその下部が赤くなって掻きこわした痕があった。
以前、右膝窩部にアトピーが起こって治っていたのだが、同じ膀胱経の違う場所に起こった。
原因は腎の弱りなので、腎兪穴の位置する腰椎2/3椎間関節に順滑り法と逆滑り法を行って、逆捻転を1分間、強い力で行った。臀溝のアトピー患部にジワーッとした響き的な感覚が起こったので、さらに1分間行うと温かさを感じた。
アトピーの患部が温かくなると、皮膚の新陳代謝が活発になって症状は改善していく。
●親子でボテトチップスを食べてアトピー性皮膚炎の出方が違う。

ポテトチップスを食べた。母親は左肘内側の心包経・曲沢穴に湿疹が出て、大学生の息子は膝窩部の膀胱経・委中に出た。
この違いは、内臓の弱い所に違いがあって、アトピーの湿疹は、その弱い所に、ここを治せばよいとうことで現れるからであると思われる。
●ぐっすりと寝ても頭痛が起こらなかった。女性 29歳。

仕事が休みの時などに寝過ぎると、起きてから頭痛になるというアトピーの患者さん。
筆者の治療を金曜日の夜に受けて寝たところ、土曜日の朝の9時まで9時間くらいぐっすりと眠った。起きたら頭痛がしなかった。
●五臓の弱りで背腰部にアトピー性皮膚炎が出る部位

腎は腎兪穴から下方の腰部・仙骨部・臀部の膀胱経に出ることが多い。
肝は肝兪穴よりも上で肩甲骨部(小腸経)から内肩井穴あたりに出る。
脾は脾兪穴の外側部の脇腹に出る。
心は肩甲骨外側部から後腋窩部の
小腸経、肩貞・臑兪に出る。
肺は肩先の肩髃(大腸経)に出る。
●アイスクリームを食べると、ホウレイ線と上瞼にアトピー性皮膚炎が出る。女性 29歳

上瞼の部位は、中医学の「五臓の主る眼の部位」の説明で、瞼は脾と関係が深いと説明している。
ホウレイ線は胃経で脾の弱りである。
アイスクリームの白砂糖などが脾を弱らせて、発症したものと推測される。
●治療を受けて、ぐっすりと眠ると寝ている間に掻かないので治ってくる。女性 32歳。

以前、他の鍼灸にかかっていたが、筆者の治療を受けてから、ぐっすりと眠れるという。寝ている間に掻くことがなくなって次第に改善してきた。
ぐっすりと眠れるということは痒みが強く現れないこと、深く眠るので痒みを感じなくなっているのであるが、何よりも五臓六腑の弱りが修復されていると思われる。
●季肋部と額の湿疹が肝のツボの治療で改善した。女性 32歳。

油料理は控えていたのだが、仕事の関係でイタリア料理を食べた。
2日後に湿疹が出て、治療はその2日後であった。
肝臓の弱りと判断して太衝穴に02番鍼を置鍼してテープで止めた。
心窩部と額に接触鍼と温灸をした。
腹臥位と肝兪穴・魂門穴を治療して仰向けになってもらうと湿疹はほとんどからないくらいに改善していて、「ワーッ、治ってる」と感嘆の声を上げた。
 ●アトピー性皮膚炎が、下肢の膝窩部・膀胱経・委中穴と上肢の肘内側部・肺経・尺沢穴に多く発症する理由について。

膝窩部は膀胱経・委中穴と腎経・陰谷穴で、肘内側部は肺経・尺沢穴である。
心包経の曲沢穴に出ている場合があるが、ここでは尺沢穴に絞って考察する。
このツボにアトピーが出るのは腎と肺の臓の弱りであると考えられる。
腎の主な生理作用は排尿、肺の主な生理作用は呼吸で、特にアトピーを考える場合は呼気に関係が深いと推測される。
数年前に「線虫」が話題になった。
線虫は、がんの患者さんの尿や呼気に独特な臭いがあり、その微かな臭いをかぎ分けることができる特殊な嗅覚をもっていて、その臭いを好むという。
身体内部にがんなどの異質な物が存在すると、人間にはわからないほど微かな臭いや物質を発生する。
アトピーの原因は、筆者は食品添加物の化学物質であると考えている。
化学物質を体内で代謝したときに自然的でない悪い物質が発生して、それを排泄するとき腎と肺に負担をかけるので、その経絡に症状が出るのではないかと推測される。
●治療したら顔から滲出液が出た。男性 32歳。

顔の他、全身的にアトピー性皮膚炎があるが、最もひどいところは、前頚部と膝窩であった。
この部位を重点的に治療したところ、次の日に、顔から滲出液が出て、しかたなくステロイド軟膏を塗ったという。
顔は以前、ステロイド軟膏を長く塗っていたところであった。
「治療をすると、まれに滲出液が出ますよ」と、説明してあったので改善反応と考えて、2回目も治療を続けた。
他の改善反応を聞くと、1回目の治療の後、眠れたこと、排尿も以前よりも多くなったこと、軟便だった大便が少し硬くなったということであった。
治療して滲出液が出るのは、皮膚から悪いものを出そうとする作用で、小便が正常に出るようになれば、出なくなると思われる。
●実家に帰って母親の作る手料理を食べるようになって改善した。男性 35歳。

顔のアトピーがひどくなって、仕事を休んで、実家に戻っているという。
筆者の治療を、最初の1カ月間、週3回、次の1カ月間、週2回のペースで2カ月間、かかったところ、70%程度、回復して仕事に復帰することになった。
独り暮らしで外食をしていたことを止めて、母親の作る手料理が、味が薄く、添加物が入っていないので改善につながったと思われる。
●キムチを食べたあと、膀胱経の部位にアトピーが出た。

二人のアトピー性皮膚炎の女性患者さん。二人とも腎が弱いタイプである。
A女性
眉間と顎のアトピーが酷くなった。
B女性
臀部の下の承扶穴と膝の裏の委中穴に起こった。
いずれも膀胱経の部位であるが、膀胱経に症状が現れるのはキムチの塩分によって腎が弱り、陰陽の関係の陽経・膀胱経に症状が現れた。
 ●調整豆乳を飲んだところ、1時間で痒くなった。女性 32歳。

アトピー性皮膚炎の治療をして30%程度、改善した患者さん。
今までと同じ調整豆乳を飲んでも、痒くはならなかったのが、久し振りに飲んだところ、1時間くらいたって上肢から始まって全身が痒くなった。
筆者の鍼温灸治療をして少し改善すると、悪い食品に対して、すぐに拒否反応として痒みが現れることがある。
調整豆乳に入っている添加物の化学物質に反応したものと思われる。
以前、夕方に外食してイタリア料理や中華を食べると、家に帰ってきて夜になって足の裏に痒みが出るという女性が、60%程度改善した頃に、同じ食事をすると、食事をしている時に足の裏が痒くなるという例があった。
●顔にアトピー性皮膚炎がある時、花粉をあびると悪化することがある。男性 34歳。

昨年の秋からアトピーで治療にかかっている男性である。全身的にアトピーがあったが、70%程度、改善して、現在は顔と頚に残っている。
食べ物に気をつけていて、悪化するような物はほとんど口にしていないのに、2月の中旬頃から悪化してきた。
花粉に付着している大気汚染物質が原因と思われたので、マスクと花粉用の眼鏡をするように勧めた。
●背部の肺兪穴のアトピーに対して、患者さんの好きなキムチを乗せてOリングテストをしたところ指の力が弱くなった。女性 41歳。

背部の肺兪穴を中心にアトピー性皮膚炎がある。キムチが大好きで、食べると悪化するという。そこで「唐辛子」をちり紙に包んで、肺兪穴に置いてOリングテストをしたところ、置く前に比べて、指の強さがハッキリと弱くなった。
また背臥位で中府穴と、冷えのあった中脘穴に置いて行っても指の力が弱くなった。
筆者の経験から、アトピー性皮膚炎を悪化させる食品を患部に乗せてOリングテストをすると、必ず、指の強さが弱くなる。
例えば、チョコレートやポテトチップス、添加物の入った食パンなど。
●顔の中心部にあるアトピーは腎の弱りである。女性 43歳。

初めての患者さん。アトピーのひどい部位は膝の裏・膝窩部から下腿部にかけて、顎の下、鼻の際、眉間、頭部、後頸部の下天柱穴・瘂門穴、他、上肢内側部と側頚部で、冷えは臍から関元にかけてであった。特に眉間の睛明穴の中央部にアトピーがあるということで膀胱経に集中して現れており、原因は腎の弱りである。
飲食の傾向を聞くとワインと塩辛い物が好きとのことだった。

治療
背臥位で照海穴に刺鍼・置鍼して、照海穴と下腹部の冷えの部分に温灸をした。
顔面部のアトピー患部には接触鍼と手拭いをかけて温灸をした。

腹臥位
申脈穴に刺鍼・置鍼した。
左右の腎兪穴と志室穴、下天柱穴に刺鍼して十分に響かせてから置鍼した。
背部のアトピー患部には、接触鍼と温灸を行った。
治療した夜は、いつもより熟睡できて、シーツに皮膚の落屑がたくさんあったという。
チーズにも塩分はかなり入っているので、塩分とアルコールを極力、控えるように説明して、継続治療によってアトピーの赤みと痒みが軽減してきている。
●左上まぶたの赤みは肝の弱りであった。女性 31歳。NEW!

仕事が忙しくなると、昼食は近くのコンビニで買う弁当を食べる。
まぶたの症状は、まだアトピー性皮膚炎にはなっていない、赤くなって少し痒い感じがするという。

【治療】
・背臥位
左足の肝経・太衝穴と胆経・足臨泣穴に圧痛があって、持続圧すると、まぶたにかすかに響く感じが起こる。
この2つのツボに1寸・00番鍼で刺鍼して置鍼した。
まぶたには温灸をしないで、眉毛の部分に指圧・揉捏を行った。

・腹臥位
後頭部で上風池穴、外八兪穴に硬結・圧痛があった。
このツボに刺鍼して置鍼し、温灸をした。
また背臥位になってもらい、後頭骨/環椎関節の風池穴の離開法を行った。
終わってまぶたを見ると70%程度、赤みが改善していた。
●委中穴の湿疹が志室穴の刺鍼で響いた。女性 27歳。NEW!

委中穴は膀胱経のツボであるが、この部位の湿疹は、陰陽の関係で腎の弱りで起こっていることが多い。
腎兪穴と志室穴を指圧して調べたところ、志室穴の方に硬結が強くあった。
このツボに刺鍼して回旋・雀啄を行うと、委中穴にはっきりと響いた。
従って、委中穴のアトピーは腎の弱りと判断して、志室穴の治療と委中穴の接触鍼・温灸を行うことで改善することができる。
●塩せんべいを食べたら膝窩部の委中穴にアトピー性皮膚炎が出た。女性 29歳。

ほとんど改善していた患者さんである。
油断して、好きな塩せんべいを食べたところ、委中穴にアトピーが再発した。
鍼灸治療して、すぐに食べるのを止めたところ10日くらいで、すっかり治った。
●アトピー性皮膚炎でOリングテストが強くなる食品と弱くなる食品を実験した。

アトピーの湿疹患部や反応の敏感な上腹部・胃経・中脘穴や手掌部・心包経・労宮穴などに、アトピーが悪化する食品を置いてOリングテストをすると指の力が弱くなる。
その食品と同じ種類で良い食品を置いて行うと強くなる。

例。
①普通のチョコレートとカカオ99%のチョコレート
カカオの味は「苦い」である。心臓の弱い人の胸部・歩廊穴と手の心経・通里穴に、この2つの食品を置いてOリングテストをしたところ、カカオ99%のチョコレートでは指の力が強くなった。
②普通の食パンとフランスパン
理由:食品添加物とバターやマーガリン、生クリームなどが原因と思われる。
食パンの中でも「デニッシュ食パン」が最も弱い反応があった。
③白砂糖と羅漢果
④加熱油と亜麻仁油

●塩分をひかえたら、頭の痒みが無くなった。女性 28歳。

アトピーは90%改善している女性である。
塩辛い料理を食べる機会が続いたあと、頭に痒みを感じるようになった。
以前もあったことなので、塩分を食べないようにしたところ、1週間くらいたって痒みが無くなった。

●アトピー性皮膚炎が悪化したが、改善しつつある症例 女性 41歳。

全身にアトピーのひどい患者さんである。
腎の弱りとして仙骨部、脾の弱りとして唇(唇にアトピーが出るのは珍しいことである)、肝の弱りとして上瞼、下腿脛骨部・肝経と背部・肝兪穴の外側部、心の弱りとして下瞼にアトピー性皮膚炎がでている。
手足が非常に冷たく、排尿は1日に3~4回、排便も2~3日に1回と少ない。
関東は4月の初旬、桜が散ったあと気温が下がって雨、風が強く春のおだやかな気候ではなかった。
この時まで5回、治療して少しずつ改善してきていたのだが、急に悪化して顔の全体が腫れて、瞼から滲出液が出てきた。
冷えが原因であると思われたので、風呂に入ることと、寝るときは冬フトンにして極力、体を温めるように指示した。
それまで風呂に入ると痒くなるので1~2週間に1回しか入っていなかった。
次の日に電話がかかってきて、寝ている間に大汗をかいて、朝、起きてから、めまいがひどく、軽く朝食を取ったら胃がムカムカして、体がとても変ですという。
急に身体を暖かくしたので、心臓に負担がかかったものと推測された。
患者さんの自宅から当院まで50分くらいかかる距離なので、今日は病院が始まる時間になったら、点滴をうってもらうなどの治療にかかって下さいと説明した。
生理的食塩水の点滴であった。
さらに顔全体が腫れて、上瞼と下瞼から滲出液が出て眠ることができなくなった。
身体を温めたことで腎が刺激されて排尿が促されたのだが、まだ排尿は十分ではなく、その分、アトピー患部で、以前、塗ったステロイドがたまっているところから、それを排出しようとして滲出液が出るものと推測された。
治療で来院すると、顔を中心に全身がひどい状態で、鍼・温灸治療はせず、側臥位で背腰部・仙骨部に按摩を行って終了した。

4月、桜の季節が終わった後に気温が低くなって、アトピーがひどく悪化したが徐々に改善してきた。
しかし医師から処方された睡眠導入剤が効きすぎたのか、日中、ひどい疲れを感じて、30分くらい掃除など家事の仕事をすると横になって休むという。
普段は40㎏以上ある体重が36・6㎏まで減少したので、大人量の薬が効きすぎたのかも知れない。
アトピーも、それまで出ていなかった右の額と左足の脛、いずれも肝経に出た。
食事はかなり改善して悪化するような食品は摂っていないが、料理の味付けに「みりん」を使っているということで、みりんにはアルコールが入っているので使わないように指示した。
気候が少しずつ温かくなった事と、2週間で3回の治療回数を続けて、排便が毎日あるようになって仙骨部のアトピーが改善してきた。
しかし、所々、虫刺されの様なブツブツの湿疹になってきた。
これはアトピーが改善する過程でかなりあることである。
睡眠導入剤を使わなくても眠れるようになっている。

● 痒みが深いところから沸いてくる。女性 36歳。

脂っこい物を食べると、その夜に足の裏が痒くなる。筆者の治療にかかるようになってから、友人と食事をして脂っこい物を食べると、20~30分くらいたって足の裏の深いところから沸いてくるようなひどい痒さが起こって困るという。
腰部の志室穴に大きな硬結があって、持続圧するとひどく痛がるので腎の弱りがあって起こっていると推測される。
腎を治療すると改善反応として、腎経のツボに強く痒みの反応が起こる。
●腎が弱っている人は秋になって気温が下がってくると足腰が冷える。反対に顔がのぼせるように熱くなってアトピー性皮膚炎が悪化する。女性 29歳。

◎寒くなって起こる症状
・風呂から上がって、すぐに足が冷えてくる。
・外出して大腿部に冷えを感じる。
・朝方、くしゃみが出る。
・自転車に乗って耳に風を受けると耳が冷たい。
・排尿が頻繁になる。
・ビールが飲みたくなくなる。

◎対策
・風呂では顔から汗が出るまで、ゆっくりと入る。
・すぐに髪を乾かしてパジャマを着て靴下を履く。
・腰からお尻まで覆う腹巻を付ける。スカートではなくスラックスにする。
・足底に使い捨てカイロを貼る。
・朝、起きてくしゃみが出るのは体が冷えていて部屋の寒さに対応できないためであるから、できるだけ早く衣服を着て体を温めるようにする。
・腎の弱い人は耳を温める作用が弱いので、耳あてと帽子をかぶるとよい。
・下腹部の恥骨の上が「中極穴」といって膀胱のツボである。この部位が冷えていれば使い捨てカイロを貼るとよい。
・ビールは冷えた水を大量に飲むということで、腎にとって大変よくないアルコールである。焼酎のお湯割りを少量、飲むとよい。
・1日に1回は、これを食べたら汗をかくというような温かい物を食べる。
●ノンフライのカップラーメンを食べたら、下唇の下に吹き出物と右下肢後側部・膀胱経・委中にアトピーが出た。女性 36歳。

ノンフライなら良いと思って、最近、食べ続けていたら、吹き出物とアトピーが出た。 下唇の下の顎は胃に関係が深く、委中は腎の弱りが現れるところである。 血液中のアレルギーに関係した老廃物を排泄するために、腎に負担がかかったのではないかと推測される。
●額のアトピーは日本酒が原因であった。女性 24歳。NEW!

大学を卒業して社会人になってから、何かとアルコールを飲む機会が多くなった。自分では飲めない体質だと思っていたが、日本酒を飲む父親に似たのか飲むと、おいしく飲めることが分かった。
以前から肘にちょっとだけアトピーが出ていたが、最近、額に出るようになった。
額は主に胆経の経絡部位であるが、ここには肝の弱りが現れる部位である。
その事を説明すると「せっかく飲めるようになったお酒を、飲んではいけないのでしょうか」と残念がっていた。
●臀部の秩辺穴のアトピー患部を掻くと排尿がある。女性 33歳。NEW!

最近、臀部にもアトピーが出るようになって、ある一カ所を掻くと排尿したくなるという。 「どの辺ですか」ときくと、左臀部の上後腸骨棘の外側部・胞肓穴であった。 このツボの内側部には膀胱兪穴があるので、胞肓穴も排尿に関係すると考えられる。 しかし反対に排尿がスムーズにいかなくなったので排尿に関係するツボにアトピーが出て、掻くことで排尿があるのかも知れない。
●アトピー性皮膚炎が治ってきたら漢方薬が飲みにくくなった。女性 38歳。

煎じ薬の漢方を1年以上、飲んでいる。少し独特な味だったが飲みにくいことはなかった。 筆者の鍼・温灸治療をかかって50%程度、改善したら、何故か飲みにくい感じになって飲まなくなった。
●足が細くなってきた。女性 30歳。

膝窩部にアトピーがあるので硬結・圧痛のあった志室穴に治療を続けたら、排尿が良くなって足のむくみが取れてきて足が細くなった。
●膻中穴の刺鍼で中指の爪の生え際のアトピーに響いた。女性 33歳

右の中指(心包経)の爪の生え際が黒ずんでいてアトピーがある。
心包経の募穴膻中穴を指圧すると圧痛があったので、刺鍼して回旋・雀啄するとアトピー患部に響いた。
●右耳を2指で挟み指圧したら左下腿・膀胱経・跗陽に響いた。女性 28歳。

右の耳たぶにアトピーがある。
試しに、この耳たぶを母指と示指で前後から圧迫したところ、反対の左足外くるぶしの少し上方、膀胱経・跗陽穴にジーンとした感じで響いた。
●アルコールを飲んだら、額が痒くなった。男性 41歳。

久々に夜の会合があってアルコールをちょっと多く飲んだら、次の日、治っていた額のアトピーが痒くなった。
患者さん曰く「まだ飲めないんですねー」と。
●オートミールという健康的な食品でまぶたが悪化した。女性 31歳。

患者さんは、オートミール(オーツ麦(えん麦))という粉状の食品に豆乳を入れて食べたら10分後に胃が重くなって、普段、アトピーのある両目のまぶたがさらに痒くなって赤く腫れた。
食べた直後に悪化したので、この食べ物に間違いがないと思ったが、まったく健康的な食品なので本当に悪いのか疑問に思って、当院に持ってきてOリングテストをした。
オートミールをひと握りの容量でちり紙に包んで2個、作った。
それをアトピー性皮膚炎のあるまぶたに乗せてOリングテストをしたところ、まぶたに乗せないで行ったときよりも弱くなった。
また上腹部の中脘穴と右手の平に乗せて行っても、弱くなった。
この結果からアトピー性皮膚炎の患者さんには、よくない物と判断することができた。
包装の表示にはオーツ麦100%で保存料・着色料は使用していない、乳幼児規格適用食品と書いてあった。
健康的な食品でも悪化させる物があるということで、アトピーの食品の判断は難しいと思った。
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●下腿・肝経の蠡溝穴・中都穴の湿疹は肝臓の弱りである。女性 33歳。

お正月明けに治療にかかったアトピーの女性患者さん。
今まで無かった下腿の脛骨部にアトピー的湿疹が現われている。
「アルコールを飲みませんでしたか」と聞くと「お正月でしたから、飲む機会が多かったです」と。
治療穴は足背部の太衝穴と背部の肝兪穴で改善した。
●正月に食べ過ぎたが鍼灸治療にかかっていたせいか悪化しなかった。女性 30歳。

2カ月間に10回ほど治療にかかって50%程度、改善した。
お正月になって食べ過ぎないようにと思っていたが、親戚回りなどをして食べ過ぎてしまった。
いままで出ていなかったところに少しアトピーがでたが、全体として悪化はしなかった。
鍼灸にかかっている効果だと思ったという。
●餅を食べるとアトピーが悪化するので、食べ過ぎないようにと皮膚科の女医さんに言われた。女性 31歳。

もち米は普通の米よりも身体を温める作用が強いといわれている。
このもち米をつくと、さらに熱がこめられる。
ということで餅は熱の強い食べ物であるので身体を温める作用が強く、アトピー患部の熱感を強くして痒みを発生させる可能性があると予想される。
反対に冷え性の人で温めても痒くならない人は積極的に食べるべきである。
●お菓子を止めて果物にして改善してきた。女性 44歳。

筆者の勧めで、好きなお菓子を止めて果物にしてから改善してきた。
しかし、りんごやみかんなど酸っぱい味の果物は嫌いで、柿とか梨などの甘い味の物を好んで食べている。
●額の髪の生え際が痒いのは胃の弱りと推測される。女性 34歳。

食事に気をつけて悪化するような物は極力、食べないようにしてかなり改善してきた。
しかし和食であっても食べすぎると胃に負担がかかって、胃の経絡上に痒みが起こる。
額の髪の生え際が少し痒いという。胃経の頭部の経絡は頭維穴から横に正中線に気が流れて督脈の神庭穴に至っている。
 
●悪化はあぶら物の摂取であった。女性 35歳。
以前からお風呂上がりの乾燥に保湿剤のワセリンを塗っていた。
だいぶ改善していたが、旅行してうなぎを食べてから悪化した。
また最近、甘い物がよくないと考えて、お菓子を止めてクルミなど木の実を食べるようした。
鍼・温灸治療をしても、以前のように順調に回復しなくなった。
いろいろ考えると、あぶら物の摂取が多すぎることが分かって、ワセリン、木の実、他、あぶら物の食品を一切、食べないようにしたら急激に改善してきた。
●バターを使ったお菓子を食べて右尺沢穴に湿疹が出た。女性 31歳。NEW!
アトピーはない患者さんであるが、仕事関係でお菓子を試食する機会が多い。バターをたくさん使ったお菓子を食べたら、右肺経・尺沢穴に湿疹が出た。
治療穴は胸部・腎経・霊墟穴と肩甲間部・膀胱経・肺兪穴で改善した。
●肝臓に弱りのある人は手足の指の又にアトピーが起ることがある。男性 19歳。
今年の春頃から、最初、背部の左肝兪穴から肩甲間部にかけてアトピーが発症して、頚から顔、身体全体に広がった。特長的なのは手の指の股にひどく出ていることである。肝が弱っている場合に現われることが多い。
● ラーメンとビールで左大腿部・胃経・下髀関穴に湿疹が出た。女性 44歳。
アトピー性皮膚炎ではない患者さん。久し振りに昼食でラーメンを食べてビールを飲んだら、左大腿前面部・胃経・髀関穴の下方に湿疹が出て痒かった。
●アトピーの治療をして2カ月くらいたって、嫌いだったスイカが食べられるようになった。女性 31歳。
全身にアトピー性皮膚炎がある中で膝窩部の委中穴と陰谷穴にひどい。
腰部の腎兪穴と志室穴に治療を続けたところ、2カ月くらいたって久し振りでスイカを食べたら、以前ほど嫌な感じはしなくて食べることができた。
次に日、排尿が多かった。
●痩せるとアトピーは改善する。女性 19歳。
外食が多い患者さんなのでアトピーはなかなか改善しないタイプかなと思っていた。初めて鍼治療にかかるということで、治すという気持ちを強く持ったためか、外食をかなり減らし、お菓子類を食べないで果物に変えたところ2カ月間で3㎏、痩せた。しかしまだ少し肥満であるがアトピーは短期間でよくなってきた。
●白砂糖を食べると足の甲が痒くなる。女性 40歳。
アトピーはない患者さんであるが、最近、白砂糖の物を食べると左足の甲が痒くなるという。
痒くなる部位から判断して、白砂糖によって胃が弱っていると推測される。

田中鍼灸指圧治療院ビルダークリニック

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FAX 03-3475-4632
最寄り駅: 銀座線外苑前駅
      出口1b
竹林の一方通行路地を入り、60m程進む。
左側5軒目3階建ての青いビルの2階


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