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青山エリア、銀座線外苑前駅近くの鍼灸指圧治療院です。

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〒107-0062 東京都港区南青山2-25-10 エスト南青山2階

機関誌より

疑問・仮説


●疑問 眉間の1本の縦シワ NEW!

額に横シワのある人は肝臓の弱りで肝兪穴に硬結・圧痛がある。
観察すると額の左右で片側に太く横シワのある人は、その側の肝兪穴に硬結・圧痛のあることが多い。
眉間の2本の縦シワは腎の弱りであるか、片側のシワが深い人は、その側の腎兪穴に硬結・圧痛のあることが多い。
今、男性の患者さんで眉間のシワが1本の人がいる。その人は左の志室穴と右の腎兪穴に硬結・圧痛がある。なぜ2本ではなく1本なのか分からない。
●仮説 後頸部の皮膚が赤い。女性 48歳。 

後頸部の上部、頸椎3番くらいから瘂門穴にかけて皮膚が赤くなっている。膀胱経の部位であり、体質的に腎の弱りがある人なので、腎の弱りとして起こっていると推測される。
●仮説 臍からシルが出る。女性 42歳。

臍から臭いシルが出るという。この患者さんは普段から腎が弱くて足がむくむ人であり、臍は腎と関係が深いので尿量が少なくなることと、何かその他の原因で臍からシルが出るものと推測される。
●疑問

①温灸をして皮膚が赤くなっているのに、患者さんは温かさを感じない。
②腎兪穴を指圧していたら、同じ側のふくらはぎがつった。治療しているのに、なぜつるのだろうか。
③左の膀胱経の坐骨神経痛が、左の腎兪穴よりも右の腎兪穴の指圧で響いた。
●実験 冷えの反応

(1)冷えている所を手で触られた感覚
皮膚の温度が低いとき、例えば腹臥位で側腹部・第12肋骨の端・京門穴が冷えているとき、治療師の温かい手で触ると患者さんは、他の冷えていない部位を触られた感じよりも温かく感じる。
(2)冷えている所に温灸をかざした感覚
しかし、この冷たい所に温灸をかざすと、他の普通の皮膚温の部位よりも、温かさを感じない。温かく感じるまで時間がかかる
(3)冷えている所に接触鍼をした感覚
皮膚の温度が高い時は、接触鍼の痛みが弱く感じる。
反対に皮膚の温度が低い時は、痛く感じる。
●仮説

①足の甲の部分(背側部)の冷えは、経絡の流注から考えて肝の弱りと推測される。
足の背側部は、胆経の足の臨泣穴(第4・5中足骨関節部)から肝経の太衝穴(第1・2中足骨関節部)に経絡の気が流れているということで、肝胆に関係した部位である。
肝が弱るとこの部位に冷えが現れる。
②ふくらはぎの部分が片足だけ太い人は、同じ側の腎が弱りから起こっていると推測される。
腹臥位で背腰部に按摩をしたところ左志室穴が最も凝っていた。次に下肢に按摩をしようとして素肌が出ていたふくらはぎを見ると、左側の方がやや太かった。片側の腎に弱りがあると、同じ側の足が太くなることがある。
●本当は患者さんの足の、片側が冷たい。女性 36歳

背臥位で筆者は足方に位置して患者さんの方を向いて両足を触った。
「先生の左の手の方が温かく感じます」
「私の左手が温かいのではなくて、あなたの右足が冷たいから、温かく感じるんですよ」
「エッ、本当? 私、右足、冷たいとは思ったことないですけど」
「多分、右の腎が弱いので冷たいと思いますけど」
「母親が腎臓、弱いですけど、私は検査でなんでもないですけど」
納得させるのが難しい話しであった。
 ●仮説
足の母趾の巻き爪は、脾と肝の弱りが原因と推測される。
足の母趾の爪の外側は脾経で内側は肝経である。肝は爪に関係が深い。
巻き爪になっている患者さんは、飲食の不摂生で脾と肝の弱っている人に多い印象である。
●仮説

足の腎経・照海穴に刺鍼すると、第5趾の至陰穴に響くことが多いが、それ以上に第1趾(親指)の中足骨の裏側に響くことの方が多い。
この事から、足の第1中足骨の足底側は腎、横側は脾、背側は肝の経絡が流注しているので足の親指は重要であり、常に全体重がかかって使われているので巨大なのではないかと推測される。
 ●仮説

足の腎経・照海穴に刺鍼すると、第5趾の至陰穴に響くことが多いが、それ以上に第1趾(親指)の中足骨の裏側に響くことの方が多い。
この事から、足の第1中足骨の足底側は腎、横側は脾、背側は肝の経絡が流注しているので足の親指は重要であり、常に全体重がかかって使われているので巨大なのではないかと推測される。
●八兪穴の硬結・圧痛があるとき、腹部では第8肋骨の端の胃経・不容穴あたりに圧迫不快感が現れる。

背部の肝兪穴の一つ上、胸椎8/9棘突起間の外側1寸5分の八兪穴に硬結・圧痛が現れていることがある。
この八兪穴に対して、腹部では硬結・圧痛がどこに現れているかを観察すると、上腹部の第8肋骨の端の胃経・不容穴に現れていることが多い。
八兪穴を治療すると、お腹が空くという効果があることでも納得がいく。
●肝兪穴の外側の魂門穴を指圧すると、股関節部の胆経・環跳穴に響くことがある。

八兪穴の外側の外八兪穴を指圧すると、額の外側、胆経・陽白穴の外側に響いた。
八兪穴は筆者の名付けたツボであるが、肝に関係が深いと考えられる。
このことから、肝兪穴の外側のツボは、陽の胆に関係があると推測される。
② 脾経は最後、舌の根元で終っているということで、下腿・脾経の硬
・圧痛穴を(例えば陰陵泉穴など)指圧すると舌の奥に響くことがある。
従って舌の根元の症状である、いびきなどが改善できると推測される。 
● 電話で風邪がうつった。女性 29歳。

「電話で友人と話しをしたとき、その友人はひどい咳をしていたのです。電話が終って30分くらい経ったときから、自分も咳が出て風邪の症状になったのです。電話で話して、風邪ってうつるのでしょうか」
電話ではうつらないはずだがタイミングが合っているので、うつるのかも知れない。
●響きの感覚が症状の感覚とほぼ同じ。

特に鍼と温灸の治療で、症状部位のツボよりも離れたツボを治療したとき、患部にシビレ感や痛み、アトピーでは痒みなどの響き的な感覚が起こる。
この感覚が起こると、その後の症状が大変よく改善される。
他のいろいろな治療で、このような事はほとんど起こらない。
●アトピー性皮膚炎は、鼻の頭だけは起こらない。

アトピーは身体の全身に起こる。比較的、起こらない部位として手の平と足の裏があるが、絶対にというほど起こらない部位が鼻の頭である。
何故か不思議だ。
●食べた物は胃から小腸、大腸の順に流れるが、中医学でのツボの流れは「胃・大腸・小腸」の順になっている 

腹部では上腹部に胃の募穴・中脘穴があり、臍部に大腸の募穴・天枢穴、下腹部に小腸の募穴・関元穴がある。
背腰部でも、胃兪穴の下方に大腸兪穴があり、その下方に小腸兪穴がある。
下腿・胃経では、脛骨上部に胃の下合穴・足三里穴、その下方に大腸の下合穴・上巨虚穴、さらにその下方に小腸の下合穴・下巨虚穴がある。
前腕・大腸経では、手三里穴から上廉穴、下廉穴と並んでいる。
手三里穴は足三里穴と同じ「三里」という文字を使っている。
大腸の下合穴である上巨虚穴は、昔、巨虚上廉といった。
小腸の下合穴である下巨虚穴は、昔、巨虚下廉といった。
手の三里穴を母指持続圧すると、胃に響くことが多い。
下廉穴を母指持続圧すると、肓門に響くことがある。
従って手三里穴から上廉穴、下廉穴は、胃から大腸、小腸、肓門にかけて関係があるツボではないかと推測される。
前頸部の胸鎖乳突筋部においても、体幹部から遠い方に向かって(鎖骨から乳様突起に向かって)、胃経の水突穴・気舎穴、その上方に大腸経の天鼎穴・扶突穴、さらにその上方に小腸経の天窓穴・天容穴となっている。
まとめると体幹部の心臓を中心にして遠位の方向に向かって、胃・大腸・小腸のツボが並んでいる。
疑問として現代医学による食べ物の流れと、中医学でのツボの流れとでは小腸と大腸が逆になっていることが挙げられる。
●前脛骨筋の脛骨寄りのラインは肝経と推測される 

下腿の前脛骨筋の脛骨寄りの部位は、ほとんどの患者さんで硬結がある。
この部位を強く指圧すると足指の第1趾と第2趾の間の肝経・太衝穴に響くことが多い。
前脛骨筋部は胃経の流注する部位と思われるが、脛骨寄りのラインは肝経に関係が深いと推測される。
●太衝穴の指圧で、胃の裏側に響いた 女性 62歳 

右の足背部、肝経の太衝穴に圧痛があった。
母指持続圧を行うと、患者さんは胃の裏側のあたりに重く感じるという。
胃の裏側は膵臓と思われる。
太衝穴は肝経のツボなので膵臓に響くことはないと思われたが、肝経の経絡をよく調べると、脾の募穴・章門穴を通っている。
肝経のツボの指圧で、膵臓に響いても不思議でないのかも知れない。

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