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改善例の発表 monograph

●アトピーの治療例

◆アトピー性皮膚炎の改善例 (中間発表)

鍼灸按摩師 : 田中 勝
令和2年2月

初回の治療から6回目(27年3月)に撮影 初回では唇が湿疹とむくみでタラコのようであった。


25回目(27年6月)に撮影


女性 44歳 主婦

結婚して20年たつが、結婚前はアトピー性皮膚炎がなかった。
ご主人が甘い物、脂っこい物、アルコールと何でも美味しい物が大好きな方で、一緒に食べているあいだに発症した。
なお、ご主人は3年前に脳腫瘍を発症して現在、施設に入っている。

アトピー性皮膚炎の発症部位は、顔面部、頚部、下腹部、仙骨部、上肢、下肢と身体の全体で、重症である。 下まぶたのアトピー性皮膚炎と横シワは心の弱り、唇の湿疹と腫れは脾の弱り、仙骨部と左腓腹筋内側部は腎の弱り、
上まぶたと左下腿脛骨部、背部・肝兪穴の外側部は肝の弱りから起こっている。
初診は3月で寒い時期であったが、手足が非常に冷たく、排尿は1日に3〜4回、排便も2〜3日に1回と少ない。
関東地方は4月の初旬、桜が散ったあと雪が降るほど気温が下がった。
この時まで5回、治療して少しずつ改善してきていたのだが、急に悪化して顔の全体が腫れて、瞼から滲出液が出てきた。
冷えが原因であると思われたので、風呂に入ることと、寝るときは冬フトンにして極力、体を温めるように説明した。
それまで風呂に入ると痒くなるので1〜2週間に1回しか入っていなかった。
6回目、治療をして写真を撮った次の日の朝に電話がかかってきて、「寝ている間に大汗をかいて、朝、起きてから、めまいがひどく、
軽く朝食を取ったら胃がムカムカして、体がとても変です。死んでしまいそうです」と話されて筆者は言葉に詰まった。
急に身体を暖かくしたので、心臓に負担がかかったものと推測された。
患者さんの自宅から当院まで50分くらいかかる距離なので、仕方なく「今日は病院が始まる時間になったら、点滴をうってもらうなどの治療にかかって下さい」と説明した。
その後、気候が温かくなるに従って、食事も改善して徐々に改善してきた。
5月に医師から処方された睡眠導入剤が効きすぎたのか、日中、ひどい疲れを感じて、30分くらい掃除など家事の仕事をすると横になって休むという。

普段は40s以上ある体重が36・6sまで減少したので、大人の量の薬が効きすぎたのかも知れない。
アトピーも、それまで出ていなかった右の額と左足の脛、いずれも肝経に出た。
4月に悪化した頃から、ご主人が長期入院のできる病院に入ったので、食事を完全にアトピー性皮膚炎改善食にしてストレスもかなり無くなった。

排尿の回数が増えて、排便が毎日あるようになって全体に改善してきた。
現在も10日に1回の治療を続けている。

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